10月12日に開催した「道のギャラリー マッチング抽選会」の場で、十周年記念企画「十人十色・十年十色」の発表&提案者への授賞式を執り行いました。
2018年1月からインターネットで募集を開始。「落合・中井に関連する言葉」と「イメージする色」の組み合わせという形で投稿いただきました。会期中の2018年2月24日(土)・25日(日)には、会場にも募集箱を設置。その結果、30を超える提案が集まりました。蓋を開けてみれば、お子様から大人まで幅広く提案をいただきました。落合・中井やその近くにお住まいの方が中心で、地元愛を感じます。
実行委員18人の投票によって候補に点数を付け、高いポイントを獲得した提案から順番に十色を選び出しました。気になる十色は以下の通りです。
▼おとめ山吹
若き日の太田道灌の逸話、「七重八重花は咲けども山吹の…」。その由来と言われる、下落合のおとめ山にちなんだ色として。(提案者:雷門のふれ太鼓)
▼大江戸紅梅
「染の小道」を開催する2月に開花の時期を迎える花、紅梅。中井を走る地下鉄大江戸線のシンボルカラーとも相通じる、鮮やかな色です。(提案者:石井法子)
▼芙美子竹
かつて林芙美子邸の庭には、孟宗竹や四方竹などが植えられ300本にもなったという。芙美子が愛で、現在では面影を残すのみの様々な竹の色に思いを馳せて。(提案者:ともえ藤代)
▼中井紫
毎朝通る妙正寺川沿い。橋の向こうに見える、朝日に照らされた赤紫色の雲に、いつも元気付けられています。(提案者:もも)
▼川桜
妙正寺川が流れ込む神田川、毎年お花見が楽しみです。川面に映る桜をイメージしました。(提案者:五條紗良(さら)、五條櫂(かい))
▼坂黄土
落合・中井の地形を象徴する、数多くの坂道。台地と川を結びます。その台地を形成する関東ローム層の色にちなんで。(提案者:かずん)
▼ぜんじまる柿
日本最古の柿と言われる「ぜんじまる柿」。落合地域でも栽培されていましたが、今では7本を残すのみ。地域の小学校で研究テーマに取り上げています。(提案者:ミカン)
▼不二夫赤
落合・中井の著名人といえばこの人、ギャグマンガ家の「赤」塚不二夫。よく通っていた中井のお店には、今でも伝説が語り継がれています。(提案者:ミカン、檀知代子)
▼落合浅葱
妙正寺川と神田川が落ち合うところから「落合」。豊かな水と大気を、芝居の浅葱幕になぞらえて。(提案者:雷門のふれ太鼓)
▼徳川牡丹
洋画家・吉田博の木版画作品。下落合の徳川邸にあった牡丹の名所を描いた『落合徳川ぼたん園』から。(提案者:江島あゆみ)
これから10年間、毎年この中からテーマカラーを定めて展開していく予定です。第一弾の2019年は「川桜」! パンフレットなど随所に登場します。どうぞお楽しみに♪