「染の小道」をもっともっと知って頂くために、当日の様子をお届けします! 初回は妙正寺川に反物をかける「川のギャラリー1:見どころ編」です。
今年は春のように暖かな快晴が3日間続き、過去最高の1万5千人超の方が中井に足を運んでくださいました。改めまして来街者の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。
「川のギャラリー」は最長の300メートル!
今年は栄橋上流の落合第五小学校の横から大正橋の下流まで、過去最長の300メートルにわたって反物がかけられました。昨年は雨のため縮小開催でしたが、今年は暖かな日差しの下で反物が続く川の景色を楽しむことができました。
昭和30年頃までは、川筋の職人さんが川で染物の水洗いをする様子は中井・落合の風物詩でした。その風景を見て育ったというおばあさまが、「昔を思い出すねぇ。川が染料で真っ赤に染まることもあったよ」とおっしゃっていました。現在は法律改正により川での水洗いはできませんが、川のギャラリーが今の子どもたちや私たちの記憶に残るような、まちの新たな風景になっていくといいなぁと思います。
とっておきのヴューポイント
川のギャラリーを歩きながら見るのはもちろんですが、ここで個人的にお勧めのヴューポイントを2つご紹介します。
造形大学さんの反物の上にある高架です。危ないので金網には登らないでくださいね。本格的なカメラを背負ったおじさまに「お姉ちゃん(私)、上から見た?まだなら行かなきゃ!」とご紹介して頂きました。常連の方の中にはスタッフ以上に中井に詳しい方が多くいらっしゃいます。
次に、こちら!
クラフトる~むくろ~ばさんの窓です。川に浮かぶアングルから反物を見られるのはここだけです。みなさんご存知でしたか?お店の方の迷惑にならないように楽しんでくださいね。今後とも、気持ち良い写真撮影へのご協力よろしくお願いします!
みんなで作った「百人染め」
そして、こちらが今年の『百人染め』です!百人染めとは一枚の反物を参加団体ごとに自由な方法で染めたものです。子どもたちの手形や動物の絵など…どの作品にも思わず笑顔になってしまう工夫がたくさんありますね。
今年は落合第二小学校、落合第三小学校、落合第五小学校、落合第三幼稚園、中落合子ども家庭支援センター、西落合図書館、あゆみの家、ぽっぽのいえほいくえん、全8団体が参加しました。
また、来場者の方による型染め体験で一反を染める『千人染め』は来年の川のギャラリーにかかります。千人染めとは、来場者の方にもっと中井・落合の染めに触れて頂くために、学生団体『ちえの小道』が今年初めて企画してくれたものです。詳しくはのちほどの記事で。
来年の川のギャラリーが今から楽しみですね!